2010年11月7日日曜日

ラーニングクラフツ

今日はラーニングクラフツについて。

ラーニングクラフツってなんだ~ということですが、単なる革細工なんですが、ラーニングイノベーション論の番外編にもエントリーされているということと、ラーニングをくっつけた方がかっこいいのと、ちょっと革細工をすることになった経緯について学びの視点で振り返ってみるということでこちらにもラーニングとつけました。


さて、最初に革細工に興味をもったのは、会社のある同僚が、会社のメンバーに革細工の教室を開いていたことです。その教室は不定期だったのと、休日で都合が悪かったので、いけなかったのだけど、その教室に参加した人の中で携帯のケースを作り始める人が出てきました。

ちょっと周囲で軽くブームになっていたのと、そのころ私が興味をもっていた万年筆のケースを同僚が革で作ってくれるというので、お願いしました。

数週間たって、出来上がってきたその一本刺しのペンケースがとても出来が良くて、これは自分でも作らなければと思い立ったのでした。

革細工を初めて作るのに自分のとった行動は、東急ハンズに行って、革細工のスターターキットを買ってくることでした。つまり、革細工の熟達者から学ばずに、あえて、マニュアルからスタートすることにしました。

スタートするに当たり、取る方法はいくつかあったとおもいます。

①熟達者を探して、そこの教室に通う。
②知っている同僚から学ぶ。
③本やマニュアルなどの形式知から学ぶ。


なぜ自分が③の方法をとったかというと、①に学ぶほど真剣にやり始めようとしていなかったこと=遊びの延長、②の同僚も自己流だったので、基本から学びたかったこと。

学び方は独学でも、スタートのきっかけは周囲の文化、他者の関わりが大きく関係しているという結果でした。たぶん、ハードルの低い熟達者がそばにいたら、その人から習っていたことでしょう。Learningfulな環境、文化が大切だという経験からの学びでした。


さて、今日から作り始めていますが、まずは革の切り出しから。
革は一頭の半分を伊東商店という卸問屋から購入しています。
革が分厚いのと、大きいので、切るだけでとっても大変。
もちろんカッターなんぞでは切れませんので、革断ち包丁というものを使います。


そのあと、裏側に豚革を貼って、一部カットします。ちょっと皺がよってしまった。


革を曲げて、形を整えたところ。ここまでくると、何かを作っているかはわかってきますね。


周囲に菱ギリという道具で穴をあけていきます。
木槌で打ち付けて穴を開けるのですが、これまた革がぶあついので大変。


平縫いで縫っていきます。これは単に根気の作業。でも、引っ張る力をいつも一定にしておかないと、合わせ面がゆがんでしまいます。


そろそろこれ以上上達するには、熟達者からのフィードバックが欲しいところです。でも、なかなか周囲にいないんですよね。

今日はここまでで時間切れ。続きはまた来週~。

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