中原先生の最新書、早速(といっても手に入れてから5日もかかってしまいましたが)読みました。
専門書なので、記述が論文調で、もし、ラーニングイノベーション論に出ていなかったら、理解するのに苦労しただろうなと思いましたが、ラーニングイノベーション論のあらゆるところに、書かれているエッセンスが含まれていたので、楽しく読むことができました。
いままで、なんとなく大事だなと現場で感じていたことに対して、言語化され、統計的な裏付けをされたような気がします。
言葉だけなら、これが大事だと思うとか、個人の見解ではいくらでも言えるのですが、言っていることは人それぞれ。その人が育ってきた経験によって裏付けられているので、正解はないにしても、本当にそれが正しいことをなしているのかを学ぶことには多くの対話が必要で、なかなかその機会も少ないものだと感じていました。
ダブルループ学習を回していくための指標が書かれている本だと思います。
本当にこの本を読んでいると、ラーニングイノベーション論の講座を思い出します。最後に投げかけられた、越境という言葉も新たな研究テーマとされるのだと思いますが、私は、どうしたら越境者を増やすことができるか、これからも探求していこうと思います。
最後に、あとがきの、
・・・・僕は君の「未来」を思う。・・・
から始まる文章をバスの中で読んでいて、胸がグッときてしまいました。
子供たちにとって、明るい未来を作ろうと。
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