2010年11月17日水曜日

理念の浸透と戦略の浸透

あなたの会社にとって、企業理念は必要ですか?


この問いに対しては、殆どの人がYESと答えると思います。



では、その理念の浸透は必要ですか?


もちろん、その為にいろいろ苦労していますよね。でも、従業員のみんな、企業理念は知っておく必要があると思うし、だから、浸透というメタファーを超えて、いろいろやっているんです。



それでは、あなたの会社にとって、人材育成の戦略は必要ですか?


戦略のレベルの大小はともかく、この問いに対しても、殆どの人がYESと答えると思います。



では、人材育成の戦略を浸透させる必要はありますか?



これについてはどうでしょうか?


昼過ぎから延々とこの問いに近い話を人材育成戦略を考えているメンバーとやっていました。


結局は結論は出なかったのですが、自分の中でも、少し煮えきらないところがあるので、もう少し考えてみようと思います。



もし、自分が人材育成施策を受ける立場だったら、戦略がどのように立ったのか、その経緯を知りたいと思います。でもそれは、そもそも自分が人材育成に関心があるからなのかもしれません。人材育成戦略を考えている立場だからなのかもしれません。


もし、そうでないとしたら、どのように戦略が立ったのか知る必要はないのかもしれません。


説明されてもピンとこないかもしれません。


議論の中で、技術者はそういうことにとても興味があるので、ちゃんと説明して、浸透させる必要があるという意見もありました。


大人の学びには目標が必要です。
与えられた目標だけでは納得いかないですよね。他者から結論だけ言われても、納得して自分の目標まで昇華しなければ、学びに結びつかない。それもわかります。


では、どれだけ説明をすれば、昇華できるのでしょうか?そもそも説明すれば昇華できるのでしょうか?自分なりに考えれば昇華できるのでしょうか?


自らの目標として認識して初めて学びに結びつくというのはわかっているのですが、そこにたどり着くまでの道のりはまだまだ険しそうです。

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