2010年11月25日木曜日

「現場」を変える101人



日経ビジネススクールとヒューマンバリューの共同企画フォーラムで、9月より、ストーリーフォーラムが開催されています。フォーラムと言えば、管理職の偉い人や、有名な人が話をするのが普通ですが、実際は現場の実践者が苦労しながら改革を推進しているんです。


このフォーラムは、そういった、普段は着目されにくい人、でも大きな推進力を持っている人にスポットをあてて、その実践者のストーリーを聞き、参加者同士で対話をしながら学びあう場です。


いつもは私の職場で隣に座っている人が参加しているのですが、今回は都合が悪いということで、チケットをもらって代理で出席しました。


第1期の最後、5回目ということで、今回のストーリーテラーは富士ゼロックスの研究技術開発本部で研究に従事しながら、組織の変革を実践しているかたでした。


会場に行ってみると、知っている人がいるではないですか!なんと、ラーニングイノベーション論で一緒だった、西の社長が参加していました。こんな、大手町で西の社長と遭遇するとは思いもせず、偶然ってあるんだなと思いながら参加していました。


今回のストーリーテラーのかたのストーリーも、まさに偶然の積み重ねでした。
社内留学でMITに行っていた2年目に、研究テーマが変わって、自己組織化を目の当たりにした事、かえってきてからの事業所の統合、タスクへの任命、AIOSTとの出会い、他企業とのコラボレーションなどなど、数えればきりがないほど偶然が多いと感じました。



おそらく、偶然とは、まわりにいくらでもあって、それに気づけるか?なのだと思います。偶然に気づくことができるように、日頃から周囲への関心の感度を高めておくことが必要なのだなと感じました。どうしても、自分のメンタルモデルに固執してしまうと、見えているものも見えなくなるものです。偶然とはメンタルモデルを保留する事によって見えてくるものなのかもしれません。



参加されていた方は、全部で40名弱ぐらいでしたが、さすがにこういう会に参加される方々だけあって、皆さんと話をしていて、とても自然で心地よい時間でした。ラーニングイノベーション論の初回でも感じていましたが、越境学習者の集団であるからなのか、不思議な感覚です。



企画されている皆さん(といっても、ほとんどの方が知り合いなのですが)と、終わった後に少し話をしたのですが、5回目で、だんだん対話の場の雰囲気が変わってきた、徐々に軌道に載ってきて、手応えを感じられているようです。新しく、チャレンジングな取り組みですので、私も陰ながら応援しようと思います。



2期の再開を楽しみにしつつ。

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