2010年11月8日月曜日

アクションラーニング

アクションラーニングというと、何回かの研修の最後に課題を設定して、実行の計画を立てて発表するということ。
別のパターンもありますが。

実行の経験の中から、学ぶということでアクションラーニングですが、ご多聞に漏れず、アクションラーニング付きの研修をやっています。


入社5年ぐらいの若手の中から、選抜して半年ぐらい研修を行って、部長級の視点の提案を考えてもらっています。

昨年度、自分が研修の事務局の立場で関わっていたのですが、今年は担当者から外れて、今年度の受講生は、今日初めて顔を合わせました。

一日中、彼らの提案の素案を聞いていたのです、なかなか面白かったです。

まず、選抜教育ということで、各部から人数比の枠の中で選抜されてきているので、彼らの着目している問題点は、メタの視点では、会社全体の問題点の縮図であったこと。

彼らの視点でしか気づかないことが多く見られたことです。

なかなかそのようなことをまとめて聞ける機会はないので、人材育成を担当している者の特権のような気がします。

また、その問題点は、かなりラーニングイノベーション論で学んできたことが含まれていたのが印象的でした。

モチベーション、ナレッジの蓄積、理念の浸透ということが多くありました。
これらの問題点は、組織に共通する問題点でもあるので、それぞれの組織で考え続けることが必要、解なのかもしれません。

アクションラーニングの検討時間は約3ヶ月で、その期間では、納得のいく答えにたどり着けないかもとは思いますが、考える経験というのは、これからの彼らにとって、非常によい経験になるだろうと思います。

もちろん、何かしらのアクションは起こしてもらいたいですが。

去年、担当していたときに大きく変えたプログラムとして、自分が本当にやりたいことを見つけるために、自己マスタリーに時間をかけることにしました。

今年も彼らの発言を聞いているとその効果は決意として現れている気がします。

これからの彼らの最終提案に向けたアクションに期待しつつ、彼らに負けないように自分のアクションラーニングも続けようと思います。

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