社内で、ラーニングカフェという対話の場、サードプレイスを作っています。作り始めたのは1年ちょっと前。今まで5回開いてきましたが、今回は番外編ということで、他の会社でワールドカフェを使った対話の場を開いている人たちとの共同企画です。
なんで共同開催になったのかはよくわかっていません。いつもラーニングカフェをいっしょにやっているメンバーの一人が、話をもってきました。実行のコアメンバーは、アンダーグラウンドのネットワーク組織のようになっているので、どこでなにが行われているか、正確には把握できない状態になっています。
場所は東大農学部の弥生キャンパスにある、弥生講堂というところです。福武ホールもそうですが、東大の施設はとってもすてきな場所が多いですね。
こんな感じです。
会社の立場でやっているのではないので、それぞれの会社名は出さない方がいいでしょうということで、WCJ(ワールドカフェ・コミュニティー・ジャパン)のワールドカフェということにしました。
募集は定員60名のところ、あっという間に70名を超えて、急遽募集を打ち切ることになりました。学びというテーマと東大という場所が良かったのかもしれません。
いつも、社内でラーニングカフェをやるときは、ストーリーテラーにテーマについてのストーリーを語ってもらい、その後にワールドカフェで対話を行うというやりかたをとっていました。今回は、他社でやっているやり方に従って、ワールドカフェのみ、一回ごとにテーマを変えての4セッションでした。
それぞれの話し合いのテーマは、
・ 子供の頃の学びは?
・ 大人になってからの学びは?
・ なぜ私たちは学ぶのか?学ぶ必要があるのか?
・ 未来の学びの場を創造してみてください
最後の共有では、非日常とか、リアルな他者との関わり、楽しいというようないろいろなキーワードが出てきました。ツイッターでも多くの人たちがつぶやいていました。ちなみにハッシュタグは#wcj_xmasです。
終わってから、20名以上の人たちが、打ち上げにも参加して、初対面の人もいると思うのですが、とっても盛り上がっていました。こういう場もいいものですね。
さて、終わってからいつもは反省会をやるのですが、今回はそんな感じではなかったので、一人反省会というか、いくつか残った未来に向けての疑問、違和感を残しておきます。
ワールドカフェというのは、そもそも何なのか?またわからなくなりました。これまでの理解は、「短時間で多数の人と全体観を見いだして共有する手法」でした。U理論で言えば、seeing。でも、今回はあきらかに違っていました。違う使い方をしているのかもしれませんし、日本人独特の進化した使い方なのかもしれません。
学びというのが、行動の変化ということなのだとすると、ワールドカフェはやっぱり物足りなさを感じてしまいます。各個人やグループのコミットメントを引き出すところまではなかなかいかないという構造をしています。行動が代わるかはその場にいた人次第なので、何とも言えませんし、答えもないと思いますが、他の手法と組み合わせて使うのかなとも思います。
今回は、完全裏方だったので、次回は一参加者として中に入ろうと思います。
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