2010年12月5日日曜日

0.5%




昨日、社内の若手選抜教育の講義パートが終了しました。

毎年、受講できる人数は、若手の中のわずかに0.5%です。優秀であるとか、優秀でないとかそういうレベルの数字ではないですね。本当に運がいいかだけだと思います。


この選抜教育が始まってから、今年で確か25年目だったと思います。今では、ほとんどの講座をこの選抜教育の卒業生が支えています。私のように卒業後、人事に異動して講座の運営を担当するものもいれば、ナレッジプロバイダーとして、講座の一つのコンテンツを考えてくださる方もいます。


今年、6月から始まって半年で登壇いただいたかたは社外、社内を含め、全部で53名になります。受講生の倍近い人たちが、この講座に関わってくださったかと思うと、本当に感謝です。


しかも、講座では登壇していない人たちの影響も大きく受けています。ラーニングイノベーション論での資料もたくさん使わせていただきました。


やっているときは、金土の泊まり込みとかもあって、結構きつい時期もありましたが、終わってみるとなんだか懐かしい気がします。
また、4年前に受けた内容を振り返るのにもちょうどよかったと思っています。



講座編は終わりましたが、彼らにはこれから試練の課題創造アクションラーニングが待っています。本当に眠れなくなる日々が続くのはこれからです。


4年前の私がそうだったように、ドラクエで例えるならば、彼らはまだスタート地点でお城の中のいろいろな人に話を聞いて、こんぼうや薬草などをそろえたばかり、レベル1の状態といったところでしょう。これからスライムを倒しに城の外へ越境していく必要があります。



毎年、なかなか越境できずに、自分の専門の狭い範囲で課題を見つけてくる人がいます。選抜教育でなければ、まあそれもいいでしょう。
でも、越境するのに十分なことはやってきました。毎年、越境して広い視点を身につけていく人たちがたくさんいます。今年はぜひたくさんの越境学習者を出したいと思います。



実は、越境にたいして最大の壁は自組織の部長だったりするんです。超選抜であるがゆえに、成果を無難なところに求めようとする力が働きます。もちろん所属している組織によって違いはありますが。そういった力も振り切って自分の信念を貫いてほしいなあと願っています。



これからの私ができることは祈る事ぐらいなので。

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