私たちの組織には、エキスパートリーダーと呼ばれる人たちがいます。外部にも発表されています。
部長ではなく、製品の性能の専門家です。ある性能についての取りまとめ、
トップの役割りを持った人です。
その中の一人で、私のかつての上司でもある人に、ある講座のコーディネーターをお願いしています。
今日がその日で、3年半前まで部下として携わっていた話を、今日は懐かしく聞いていました。
冒頭その人が話をし始めたのは、エキスパートリーダーとして自分の携わっている専門領域の話ではなく、組織文化をいかに変えていったかの話でした。
私がまだ部下でいたころの話でもあったので、とても懐かしく、一方で、組織の文化をいかに変えていくか、その道のりの長さを改めて感じていました。
組織文化の変革に着手してから、成果として現れるまで、約4年かかっています。
とった手法は、AIというポジティブアプローチです。このワークショップは、ダイアナ・ホイットニーさんという人が提唱しているもので、アカデミックなアプローチではなく、実践者から出た手法です。
上位者も新人も全員が一同に会するホールシステムで、自分たちの未来を創造し、それに向けた一歩を踏み出すというものです。
途中、継続しづらいこともあったようですが、それでも、本当にそれをやりたいと思ったのかと問い続け、変化し続けることが、今の成果につながっているのだと思います。
変化し続ける、学び続ける文化をいかに作っていくか、成果に結びつくまで続けることができるか。
一過性のイベントに終わらせず、やり続けることが文化の変容につながっていく、また、エキスパートリーダーとして組織を率いて成果を出すためには、
文化を変容させていく必要があること、文化は一人の力では変容させることができないことを改めて感じた冒頭のお話でした。
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