ジョブズのプレゼンは、なぜそんなに人々を魅了しつづけられるのでしょうか?
プレゼンのテクニックを習って、そんな人々を魅了するプレゼンをすることができるのでしょうか?
最近、いろいろなところで耳にしたり、目にしたりするようになった本のタイトルは、「スティーブ・ジョブズ 脅威のプレゼン」
今年の7月に発売になってから、マスコミ等でも取り上げられて、かなり話題になっている本です。社内でも結構読んでいる人の話を聞きます。
◯◯の法則とか書かれている本は、個人的にはあまり好きではないので買わないのですが、出版社の販売戦略で日本名タイトルが付けられていることもあり、最近はあまりきにならなくなってきつつあります。
ちなみに英語名のタイトルは、
The Presentation Secret of Steve Jobs
あまり違訳ではなさそうですね。
じっくり読んだわけではないですが、その中で特に印象に残ったことは3つあります。
1つ目は、ストーリーであること。
2つ目は、体験談であること。
最後は、場のしつらえ。
1つ目のストーリーというのは、本当に、最近身の回りに良くでてくるキーワードです。
研修で登壇していただいた一橋大学の楠木先生は、まさに、ストーリーで戦略を考えなさいと言っていて、面白いストーリーと感じるものは成功すると言っています。
その他に、社内の有志で開いている「ラーニング・カフェ」という対話の場の構成は、ストーリーテリング+ワールドカフェでやっています。
それ以外にもいろいろありますが、ストーリーのパワーというものを改めて感じています。
2つ目の、体験談であることということについてですが、ラーニング・カフェのストーリーをお願いする時は、お願いする人の体験を振り返ってもらって、そこからリアルな人の名前とか、日時とか、一見関係なさそうなことを話してもらうようにしています。聞いている方は分からなくても想像できて、いい話になります。
先週の土曜日のポスターセッション・おかわり!もナイスなトークではなく、リアルなトーク、ココだけのトークが満載でした。リアルな体験談であればあるほど、そこに感動が生まれるなと感じています。
3つ目は、場のしつらえ。
小道具を使うとか、服装に気をつけるとか、そういう風に本には書いてありますが、その本質は場のしつらえにあるように感じました。
対話の場のしつらえも同じですよね。主と客が一体になるような工夫をいたるところにします。しかも、主人の意図を押し付けることにならないようにバランスよく。
私がラーニングイノベーション論番外編で用意している場のしつらえは、中原先生のオープニング、ラップアップの資料を少し書き換えて出すことです。元々、主人の意図を押し付けられるくらい意図を持っているわけではないのですが、参加した皆さんがすっと場に入れるように、しかも楽しい場になるように、自らも楽しんでやっています。
これら三つの要素、ストーリー、経験、場、というのは、学びにとってもとても大事な要素です。これらが入っているプレゼンであれば、魅了されないわけがないような気がします。
あとは、自分がこのようなプレゼンができるかどうか。
練習あるのみですね。
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