2010年10月31日日曜日

フィードバック

 慶應MCCラーニングイノベーション論Class of 2010が、10月28日で終了しました。5月17日から始まり、約半年間、経験学習や動機の理論、学習に関するさまざまな実践家の皆さんに触れることができた大変貴重な経験でした。

 このクラスに参加できて、改めてこの講座のコーディネーターである東京大学の中原先生、各セッションで貴重なお話をしていただいた講師の皆さん、この講座での私達の学びを支えてくださった保谷さん、坂東さん、そしてClass of 2010の皆さん、ありがとうございました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。



 大人は日々の経験から学習します。でも、同じ経験をしても人によって学習には差がでてきます。ラーニングイノベーション論の初回で、神戸大学の松尾先生が冒頭におっしゃっていた言葉で、「人材の成長は、経験の質と学習能力、キーワードはストレッチ、フィードバック、エンジョイメント」というのを思い出します。

 学習能力(吸収力)を高めるために、フィードバックとエンジョイメントが必要であると。



 ラーニングイノベーション論が終わってすぐに、中原先生が書かれたブログを読みながら、これこそがフィードバックなんだということを実感しています。頭ではわかっていてもこうやってすばらしいフィードバックを受けるということを体験してみると、自分の中でその重みが良くわかります。



 セッションの中でインプロ(即興劇)の講義をしていただいた東京学芸大学の高尾先生が、活動しておられる即興実験学校のインプロ公演に、先月Class of 2010の数名+保谷さんと遊びに行って、公演が終わった後に先生が、「この場は即興実験学校のみんなにとって、お客様からのフィードバックの場なんですよ。よいフィードバックをもらうと上達するので、いっぱいフィードバックしてくださいね。」と言われていたのが印象に残っています。

 テッセイにラーニングピクニックに行ったときも、「いろんな人が職場見学にきて、すごいですねと言ってもらえるので、それもやりがいになっているんです。」と現場のかたが言っていた言葉も思い出しました。

 一方、07年度入社の新人有志が集まって、自律的に学習機会を生み出していたという事があったのですが、ネタがなくなったので活動が縮小してしまったという話を聞いたことがあります。世の中に学びのネタはいっぱいあるので、もしかしたらフィードバックしてもらえる他者に恵まれなかったのかもしれません。



 フィードバックというのは同僚からも得られますが、精神的上位者からのものがもっとも効果的な気がします。中原先生は上位者からの内省支援と言われていましたが、Class of 2010の皆にとって、フィードバックしてもらえる上位者、中原先生がいることは幸せなことだなと思います。



 さて、Class of 2010という一緒に学ぶことのできる志ある仲間に出会えたことですし、また、学級委員長?にも任命もしていただいたことなので、新たな学びへの一歩を踏み出しましょうかね!

2 件のコメント:

  1. ブログ開設おめでとうございます!
    SWAさんのブログを読んで3期生になる人が出てきたらステキ。っつか絶対出ると思う。

    あたしも給食係として、新たな学びの一歩を一緒に踏み出しまーす。
    これからもよろしくお願いします!

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  2. ありがとうございます。

    既に、3期生の名乗りをあげている人もいるみたいですね。

    2期生も負けずに盛り上がって行きましょう!

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